―女性クロス職人になるキッカケは
友人がやってたってことですね。最初は友人がやってて興味を持ったのですが、元々興味があったので「やらせて!」みたいな感じでした。
女性には若干、高いところ、重いものを運ぶとか、そういうところは慣れないと最初はきついですかね。そんなにすごい重たいものはないからある程度力があれば持てると思います。作業的にも力仕事じゃないですからね。女性でも慣れは必要かもしれないですが十分できる仕事だと思います。
―クロス職人未経験から1年目で難しい点
高所もそうだけど例えば技術的な面、例えば下地処理が難しいなと思いました。
最初に「これは難しそうだな」と思ってたものが7カ月8カ月経って今はできるようになってきたんですが、やっぱり貼るのが難しいです。最終的な仕上げですから。糊付けも難しいです。全部まだできないです。
―家を見るのが好きな方にお勧め
完成してくのが楽しい。そう、新しい家が見れるとか、新築の家はキッチンがこうなっているとか、それが一番ですかね。私たちの仕事は一番最後の最後なんで、ほとんど完成形を見れます。それが楽しみの一つなのかなとは思います。
毎回思うんです。「次はどんな家かな」みたいにそう思いますね。なかなか中身を見ることなんてできないですからね。そういう意味では特に女性の人は興味がある方もけっこういるんじゃないかと思います。家を見るのが好きなんです。
―未経験の方のお勧めするクロス職人の魅力
楽しいですよ!「キッチンがこういう色使ってとか」「洗面所の収納とか」それを自分が手掛けて仕上げていけるという楽しさがあると思います。あとは女性でも覚えて一人前になるということができる。なかなか建築の仕事で力を使わず職人としてやってける仕事って少ないと思うんですよね。
夏は特にダイエットになりますね(笑)。環境さえあれば女性でも全然できる職種ですからね。そういう点では、現場はたくさんクロス屋道場(テシオ)さんが用意してくれますから仕事はあっという間に覚えられますよ。
―数をこなせは着実に成長できる
本人のやる気次第ですけどね。でもまだまだやっぱり最終的に親方がチェックしないといけないところもありますけど、もう一通りの仕事は大まかにはできるようにはなってきています。あとそれこそ、もう半年くらいしたらこなすスピードとかもね、これはやっぱり年々追って自分で身に付けていくものですけど、一通りの仕事ができるようになるにはもうあと半年もあったらまあまあになるんではないでしょうか。
―経験者・親方のもとで指導してもらえる
やっぱりそれは経験者・親方のもとで一緒にやらないとなかなか難しいのでずっと最初は付きっきりで見てもらう必要はあるんですよね。だからそういう親方の下につける環境であれば男性女性は全く関係ないのかなとは思いますけどね。
直属の子会社というか職人会社のテシオクラフトさんがありますから、女性の方でもほんと正社員として職人をすることができます。